今年もあと僅かになってしまった。サラリーマンを辞めてタクシー業に専念してから時間が経つのが早過ぎる。それだけ毎日が単調で変化がない。人間とは贅沢なもので時間やお金に多少余裕ができても悩みは尽きない。来年こそタクシー業以外の何か(新しい仕事かな)を見つけたいと思う。


さて、タイトルのとおり今年もたくさんの出会いと別れがあった。主に乗務員さんの話だ。業界紙や同業者の集まりでは皆が口を揃えて「乗務員が集まらない」と嘆いている。私も「うんうん」と合わせることもあるが、ワンコイングループにはそこそこ人が集まっている。


それも平均して四十代くらいの方が来てくれている。先日、業界紙に大御所が「給料が良いのに、どうしてタクシー業界に人が来ないのか不思議」と書いてあった。原因は簡単で、一つはタクシーのイメージが悪いから。昨年から自転車で出前をする若者を見掛けるが、違う業種に人を取られているのだ。


何とかイーツで働く若者を見ると、「タクシーの方が楽で社会保障もあるのに、、、」と残念に思う。もう一つは乗務員を大切にしないからだ。大手タクシー会社から転職してきた方に聞いたが、前の会社は洗車場でお湯が使えなかったそうだ。経営者が女やゴルフのことばかり考えて、現場に目を背けた結果だろう。


ワンコイングループから去る人も毎年一定数はいる。個人タクシーになる場合は喜んで送り出している。病気で辞める人との別れは辛い。高齢者が多い業界の宿命なのかも知れない。悪さをしたり、事故が多かったり、借金で首が回らなくなって辞める人もいる。


正直言って、問題のある人が辞めてくれて、常識のある人が多く集まっている。ますます良い会社になっていく。会社に不平不満ばかり言う乗務員がいなくなり社内の雰囲気が明るくなった。「どぶ川から四万十川に近づいた」とは言い過ぎか。どぶ川のヘドロはケチグループに流れ着いたようだ (^_^;)


今の状態は、「去る者は追わず、来る者はちょっとだけ選ぶ」かな。年末年始も新しい出会いを期待している。



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