先日、ワンコインドームの乗務員が三津寺筋で暴漢の襲撃を受けた。ドライブレコーダーを確認すると『You Tube』でもなかなか見れない衝撃的映像があった。いきなりフロントガラスを全力パンチで破壊し下車した乗務員に殴る蹴るの暴行。


割れたフロントガラス


パンチ



暴漢は駆け付けた警察官に現行犯逮捕された。三十代半ばの大柄の男で格闘技でもしている風体に見えた。泥酔していたようだ。拘留中に罪を認めたので48時間以内に釈放されたが刑事事件で送検された後、どのような罰が待っているのだろうか。


犯罪被害者が必ず救われることはない。犯人は警察から被害者への謝罪(慰謝料、損害賠償)を勧められたらしいが、いかんせん無職である。私が内勤者から聞いた示談の内容(案)は到底納得のいかないものだった。

「毎月五万円 × 20回で百万円を支払う」という提案。


私:「こりゃあかんわ!取りっぱぐれるよ」

イッシー:「相手の親を連帯保証人にしましょう」

私:「甘い!親のところに連れてけ!」


『闇金ウシジマくん』では出来の悪い債務者からの回収は親のところに行くのが常套手段だ。今日(6月27日 土曜日)は被害者の両親を伴って松原市にある犯人の両親宅を訪問した。


結論から書くと、犯人の母親が来週早々に百万円振り込むことで合意した。被害者の両親の言葉が胸に響いたのだと感じた。積極的に行動したことが被害者救済につながった。まだ油断はできないが相手の親がまともな人で助かった。


仕事を早めに切り上げてイッシーと飲みに行った。イッシーは事故とクレームとトラブル処理のプロだが、今回の件は私が一本取った形になった。しかし、いつもうまくいくとは限らない。乗務員が暴力被害に遭わないようなマニュアル作りを行う必要がある。



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