うちの弟はビジネスでガツガツ仕事するタイプではなく、父が亡くなった後もコツコツと介護の仕事を続けている。聞けば未だにサービス残業や薄給が当たり前の業界らしい。所属するロータリークラブにも介護施設を営む方がおり、外国人労働者を使いこなす苦労を語っていた。


保育士の収入も決して高くない。どこの園も相場を調べて給料を決めているが、うちのタクシー会社の事務員と比べて低い水準となっている。タクシー会社でも優秀な内勤者を雇うためには、それなりの給料を払うことが必要になる。「衣食足りて礼節を知る」だと常々考えている。


自ら経営に携わっている上本町のマム保育園について、保育士の待遇改善に取り組んでいる。毎月の給料や賞与支給額を上げたり、福利厚生の充実を図っている。現場で働く人の満足度が増えれば、定着率も良くなり、仕事の質も向上するだろう。


タクシー会社も保育園も基本的な構造は同じで、上の人(経営者や管理職)が報酬を取り過ぎなければ、従業員や設備にお金を回すことができる。つまり、社会主義的経営が労働条件と環境を変えるのである。タクシー会社と同じく、保育園でも他園との差別化を進めようと思う。


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